高金利通貨として注目を集め続けるトルコリラ/円(TRY/JPY)。「為替で負けてもスワップで勝てる」と言われるこの通貨ペアで、2025年の1年間運用した場合の驚きの収益結果を検証します。
1. 2025年の運用パフォーマンス結果
2025年の1年間、1万通貨を買い持ち(ロング)し続けた場合のトータル収益は以下の通りとなりました。
| 項目 | 数値(1万通貨あたり) | 備考 |
|---|---|---|
| スワップ益 | +約12,775円 | 年間平均35円(キャンペーン考慮)/日×365日で計算 |
| 為替差損益 | ▲約8,040円 | 始値4.455円 → 終値3.651円 |
| トータル損益 | +4,735円 | スワップで為替損をカバー! |
年利換算での収益率
レバレッジを抑えた安全運用(レバレッジ2倍:証拠金約22,000円)の場合、年間収益率は約21.5%という極めて高いパフォーマンスを記録しました。
【注目】キャンペーンによる「底上げ」
2025年は、各社が顧客獲得のために「他社より1円でも高く」というスワップ競争を激化させていました。
- 通常時: 1日あたり 20円〜28円程度(目安)
- キャンペーン時: 1日あたり 35円〜45円程度(目安)
これらを年間で平均化すると、おおよそ35円/日(1万通貨あたり)が実態に近い平均的な受取水準となります。
2. なぜ2025年は「勝ち」だったのか?
2025年の相場を支えたのは、トルコ中央銀行による徹底した高金利政策(政策金利50%前後)の維持です。
- 圧倒的な金利差: 円安局面は一服したものの、日本との圧倒的な金利差により、1日あたりのスワップポイントが高水準で安定しました。
- 為替の安定期: 過去のリラ・ショックのような急落が2025年は限定的であり、緩やかな下落(年率約18%)に留まったため、スワップ収益が為替のマイナスを上回る形となりました。
3. 2026年への展望と注意点
現在(2026年1月)も、各社激しいキャンペーン合戦を繰り広げています。2025年の実績が示す通り、「為替が年間20%程度の下落で収まれば、スワップで十分に利益が出る」という構造は、現在のトルコの超高金利政策が続く限り、2026年も有効な戦略と考えられます。

